「木は調湿します」
なんて言いますが本当なんでしょうか??
「木の柾目で自然乾燥材は調湿する能力が高いです」
という事で本当です。
ただし木でも乾燥方法や板の切り出し方で
能力は変わると言う事です。
イメージの世界だからしょうがないといえば
しょうがない。
プロも素人もイメージで
動く時代ですから。
人工乾燥材の板目など
ほとんど調湿できません。
自分は偽物のすし桶を買いました。
酢飯がべちゃべちゃになる。
よく見ると板目の材料でした。
調湿できません。
調湿効果とかいろいろな材料で
言われている事ですが、
なかなか本物には出会えないと思います。
よく使われる杉や桧材ですがこれに
調湿させるのであれば難しい。
自然乾燥で柾目の材を取る必要があります。
樹齢も古くて直径も大きくないと難しい。
そんな木があり、
製材して自然乾燥したとしても、
普通に買える金額では
市場には出てこないと思います。
板目材であれば安くで出来る。
間伐材の20年生でも取れますからね!!
調湿する材料となると色々な条件をそろえていく
必要があると言う事です。
「リビングは広い方が良いですね!!」
ってのも建築の常識です。
でも、実は今は変わってきてます。
高気密高断熱の家になると、
どの部屋も快適です。ですから
暖かいリビングに人が集まる今の家とは
全く違う行動をするように、
家族はなっていきます。
今住んでいる家はリビングだけが
暖房が効いているのでみんなが集まっている
場合も結構あります。
これから建てる家の性能が高い場合、
どこでも暖かい。
するとどうでしょう。
子供達も食事の
後は自分の部屋に行ってしまいます。
場合によっては子供がリビングにいるのは
小学校までみたいな事もあります。
そこから先はリビングは
夫婦のものになるかもしれません。
そう考えるとリビングを広くとること自体が
もったいない気がしています。
最近ではできるだけ小さくするように設計する事も増えました。
そして家全体も小さくする。
ですから今設計する家は
30坪前後がほとんどになってきました。
本当にコンパクトカー的な家です。
乗り回しが楽でその上荷物も結構積める。
しかも燃費も良いって感じですね。
ミニバン的な家が少なくなってきているような気がします。
リビングで何をするのか??って
考えるとなかなか何もなかったりします。
「友達が集まるから」とか言われますが
「実際今の家にどれくらいの割合で来ていますか??」
と聞くと実は思ったほど来ていない。
中には今でもよく来る家もありますから
それはそれで広く設計します。が、
ほとんどは想像の世界って事も多いです。
広い方が良いと言うのが常識のリビングですが、
では一体何をするのか??
そこをよく考えたほうが良いでしょうね??
もちろん家族の団欒を最優先に考えて
リビングに集いたいといったお考えも大切です。
「大きい会社の方が安心だから、
小さな工務店よりは良いと思う」
なんていう人が居ます。
まあ、ある意味間違えではないと思います
大きな会社は小さな工務店よりは
安定しているのかもしれません。が、
大手でも倒産する事もありますから要注意です。
大きな会社は家を量産する会社と言う事です。
同じような家を大量生産する。
皆が住んでいるから安心だともいえる。
インスタントラーメンと同じですね!!
田舎のラーメン屋に飛び込むよりは
コンビニで買ったラーメンの方が安心できる(笑)
それでいい人はそれで良いのでしょう。
大きな会社は安心感を出すためにテレビCMとか
をやってアピールします。
建てた人がCMを見るたびに安心する訳です。
莫大なCM料金は実は家を建てた
お客様が負担しているんですけど、
それはそれで安心料と言う事になるんでしょう。
そんな安心感です。
これも「イメージ戦略」といえます。
特に何の保証もありません。
勝手に安心しているだけの事です。
CMソングを子供が歌うたびに安心する。
理由はないです。
最近の人はそんな安心感より、
自分の支払うお金の対価を
家に求めている人が多くなってきています。
つまり、大量生産品には無い物って事ですね。
大量生産品なのでオンリーワンの家は建たない。
建てられるけど採算ベースに載せられませんからやりません。
専用のカタログとかも作らないといけないし、
CMも作るとなると年間の受注棟数から
色々と設定をして計画を立てて行かないと
ダメだといえます。
オンリーワンであったものが大量生産になる。
でも効率が悪いのでメーカーはやらない。
もっと効率的に普通の人が喜ぶものを
作った方がやりやすい。
付加価値も分かりやすく太陽光とか
床暖房とかの方が良い訳です。
どのメーカーも同じような事をやる。
そんな商品を売るには
営業マンが大量に必要になる。
そして建てる人は「営業マンが良かったから」って事
で家を建てる。安心の法則です。
家づくりの本質を理解する事が家づくりを成功させる
大きなカギとなります。
家に付いている窓。
実色々な種類があります。
それを設計者が選んでいる。
中にはお客様に選ばせている会社もある。
恐ろしい事です。
さて、一般的には「アルミサッシ」と言って
アルミで出来ているのもが多いです。
これには欠点があって熱伝導率が高すぎる。
つまり、断熱の欠点になるって事ですね。
だからアルミサッシにいくら高性能なガラスを使っても
アルミ部分から熱が逃げて行く事になる。
性能を改善したものはアルミに途中に
熱を遮断する部材をはめ込んだサッシ。
これは気休め程度のものですが断熱性能は上がります。
が、それでも大きな断熱の穴になる。
次が複合サッシと言って、
耐久性が求められる外部はアルミで
内部側が樹脂になっているものです。
これもアルミを使っているので熱を伝えてしまいます。
という事で高性能サッシは樹脂サッシと言う事になります。
断熱性能を高める事=樹脂サッシとなるので
サッシが何かで断熱性能は読める事になります。
また、性能が良くなると価格も上がります。
高性能=高価となる。
窓の形状でも断熱性能は違ってくるので要注意です。
最近見なくなった「出窓」これは断熱性能を上げる事が
不可能な状態だった。
よって最近では作ることが無くなってしまった。ほぼ絶滅です。
どの形状のサッシを使うかで断熱性能が変わる。
それは素人では難しい事です。この部分はプロが判断する事になる。
方眼紙に向かい設計をする。
皆さんはそう考えるでしょう。
が、違います。設計は会話の途中で出来ている。
何気ない会話の中で組み立てられて行くわけです。
もみの木の家は家の本質がはっきりしたものです。
ですから正解はそう多くは無いし、
少ない正解の中にも個人的なルールまで作っている。
それを外れる設計はしない事になっています。
分かりやすいルールの一つに「基本性能は変えない」
というのがあります。
予算が無かったり他を優先させたいがために
耐震強度を落すとか、
断熱性能を落すとかはしないというルールです。
だから、どの家も同じ性能を確保している。
そうなるとできる間取りはそんなに
多くないわけで、予算と敷地が決まると
大体の間取りは頭の中で組み立ててしまうわけです。
会話の中で「子供がピアノを弾いたりするので」
とか出て来るとピアノ置き場が
設計されていくわけです。
それをどこに持って行くのか??ってね。
リビングなのか子供部屋なのか??そこを聞き取る。
仕事の中身とか聞いてみると
「奥様もご主人も結構忙しい」
となると家事動線を優先させる
設計を組み立てて行きます。
当然ですが予算も考えていきます。
R+houseの家は独特な
間取りになっていたりしますから、
お客様もそれを見学会などで
見ていらっしゃるからすんなりと
受け入れられると言う事になるんですね~
「予算は土地と家で3,000万円ですね!!」
「ご希望のエリアだと土地の値段が高いので総予算
は3,500万円は超えると思いますよ」
「家を安くできませんか??」
「R+houseの家では厳しいと思います」
なんて話はよくある事です。
その人が借り入れできない人
であればしょうがないでしょうけど、
経済力もある人が家に投資しない。
安かろう悪かろうではどうにもなりません。
その後、その人がどうしたのかは分かりません。
想像ですが安い家を建てて総額3,000万円以内
で終わらせたのでしょう。
まあ、人の考え方なので人それぞれでしょうから
押し付けたりはしませんが、
それが本当に良い判断だったのかって事になります。
でも、その答えがはっきりと出るのは
住宅ローンを払い終わるころになりでしょう!
維持費や光熱費で大きな差が出て来るでしょう。
断熱性能がどのレベルなのか??
それが問題になると思います。
内装材などもカラーフロアに
ビニールクロスであれば子供さんが可哀想です。
お金だけを考えての判断であれば失敗だと言えます。
家の性能の差がよく分からなかったともいえる。
R+houseの家は説明して理解していただく話ではない。
感じてもらう家ですからね。
だから深追いはしません。
車を買う時に、
「安全装置は法的なものだけにしてあとは
要らないので付けないでください」
みたいに言って買うのと同じ事です。
確実に事故の確率は上がる車を運転する事になる。
誤発信を制御できない車ですからね!!
しかもエアバックも最低限なので怪我も大きい。
考え方ですが家は一度建てたら後には戻れません。
車との大きな違いです。判断をどうするのか??
よく考えた方が良いでしょう。
家はトータルバランスです。
何か一つが秀でていても他がダメなら
良くないと言えます。
総合的にどうなのかが問題になる。
それが家でしょう。
構造的に強くて断熱性能も良い。
それで、動線も考えられていて、
見た目も良いって感じの家が良いわけですね!!
つまり、建てる側の責任者がどんな家を
頭に描いているかで出来る家は
決まると言えます。
自分的には「設計者」がポイントになる。
ただし「どんな家が良いですか??
どんな家でも設計できます」って言う
設計者ではダメでしょう。答えが無いからです。
設計者はオーケストラの指揮者と同じです。
楽器の演奏を理解しておかないといけません。
パートの音が合わさった時にどんな風に聞こえるか??
それを分かっておかないと難しい。
家も同じで、パーツの集合体ですから
パーツを理解しておかないといけないと言えます。
でも、多くの場合はよく分からずに
やっている人が多いですね!!
外観デザインを重視して耐震性能を
落とすという人も居ますし、
開放感を求めて大きな窓を付けたために
断熱性能を下げる人も居ます。
見えない外観をデコレーションしたが故に、
動線を無視する人がいたり、
コスト削減のために基本性能を最低まで
落とすなんて人も居る。
お客様のご要望って事で
何度もありって事でしょうが、
それではダメだと自分は考えます。
どんな家を建てるのかを決めると、
出来る事と出来ない事ははっきりと
分かります。
それを良く理解捨て設計をしないとダメだと言えます。
建築基準法のレベルなのか??
長期優良住宅のレベルなのか??
いや、それ以上の基準を設定して家の設計をするか??
そこは最初で設計者に確認した方が良いと思います。
その場に及んでも、
「お客様のご要望がどれかで、なんでもできますよ!!」
なんていう人だったら逃げましょう。
その設計者には何の基準も無く、
バランスの悪い家になる事は間違いありませんからね!!
建ててる家に「これです!!」って
言った答えがない会社があります。
そんな会社で家を建てると大変ですよ!!
ってなわけで答えのない会社の見分け方です。
意外と簡単ですし、
既にこのブログに書いていますから
復習みたいなものですね!!
年間に数十棟しかしていないのに
色々なタイプの家を建てている会社があります。
答えが分からないから色々なタイプ
で建てるしかないわけです。
寄ってきた人は全部家を建てて仕事にする会社
と言えます。仕事にすればいい会社ともいえる。
商売が上手いのかもしれません。
どんな家が良いですか??
うちは何でもできますよ
は典型的な答えのない会社です。
威張って言うほどの事ではないです。
「これがうちの家です!!」って
言えないんです。
だって分からないからですね。
しかもなんでも仕事にしたい。
お客様の前ではカメレオン状態です。
なんにでもなる(笑)危険です。
でも、普通はこんな感じばかりです。
「ホームページに全ての事が書いてある」
これも面白いです。すべてを網羅していると
言いたいのでしょうが、
そんな事などできません。
全てのテーマのページがありますから要注意。
「自然素材で健康住宅」から始まり
「パッシブデザインの家」があり「シンプルモダンスタイル」
とかもある。なんでもできる会社です。
どこかに引っかかればという事でしょう。
こんな会社に限って「一生に一度の家です。
じっくり打ち合わせして納得の家を建てましょう」
なんて書いてあったりました。
「答えは時間をかけて見つけましょうね??」
って言っているようなものです。
答えの無い会社はお客様の中にしか答えが無い。
だからそれを引き出すのが仕事になるわけです。
できた家の説明を聞いても、都合の悪い事は全て、
「それはお客様の要望でこうなってしまいました!!」
って言います。
お客様がかわいそうですね。
答えのある会社で建てたほうが絶対にいいと思います。
お気を付けくださいません!!
トップは誰か??
これで会社大体の方向性が決まるような気がします。
どれが良いのかは分かりませんけど??
多くの住宅会社(量産メーカーを含む)場合
のトップは営業だった人が多いようです。
技術的な事はよくわからないけど、
技術者は支配下にある。みたいな人です。
この場合、何が良いのかがよくわからない。
だから世間がどう動いているのかが気になるみたいで
絶えず方向性を探っているような気がします。
時折今までとまるで違う家を建てだしたりするのは
そのせいでしょうね??
こんな会社は毎年、経営方針発表会みたいな事を行い
毎年方針を変えたりするから恐ろしいです。
下にいる技術者はたまったものではないでしょうね??
去年と今年が全然違う家になる可能性を秘めた会社だと
考えたほうが良い。
ただし、なぜか棟数は増やしていきます。
売り上げや経営状態は分かりませんが??
数を追いかける傾向が大きい。
質より量の考え方。
だからぶれるんでしょうね??
次は技術者がトップの会社でしょう。
住宅会社の場合、設計から工事に
営業トークまでこなせる人が多いような気がします。
マルチ人間だからどうにでもなる。
設計をしているので数字にも強いし未来の想像ができる。
こんな会社の場合はブレ幅が小さいです。
一度決めたらやり続ける事が多い。
で、そこが良い方向に行くか悪い方向に行くかでしょう。
悪い方向に行く場合は頭が固い技術者の場合です。
今までやってきたことが正しいと考えて
時代の変化についていけない人です。
自分の見た範囲では二代目に多いような気がします。
取り残されるタイプです。
それでもがんと自己主張をするので最後は孤立するパターンでしょう。
もう一つは柔軟な技術者の場合でしょう。
答えを求めて色々と変化しますが目的がぶれないので
家は変わらないように見えます。でも実は変化している。
思いついたら即行動なので従業員は大変だと思います。
方針の変更が待ったなし。だから1年のうちに仕様が
コロコロ変わる。
改善ですけどね??どんどん進化すると言えます。
先を観ているのでいつも走っている感じでしょう。
楽しいと思います。
どこに依頼するかでしょう。
「手持ち金を使った方が良いのか借りたほうが良いのか、
よくわからないんです」
なんて質問を受けます。この場合、
「今は借りたほうが良いです」
が答えになる。
理由は二つです。
一つは住宅ローンの金利が恐ろしく低いという事です。
10年固定でも1.1%前後です。
こんなに低いのはあり得ません。
もう一つは住宅ローン控除があるからです。
消費税率アップで平成33年12月末まで延長されていますから、
できたら消費税が上がるうちに建てるべきですけどね。
この二つがあるうちは手持ち資金は温存して
オール借り入れが絶対に有利です。
だって払った所得税に住民税の一部が返金されてきます。
色々な条件があるのでその辺りは会社に確認してください。
10年間の控除されたお金を貯金して、1
0年後に一括返済をすることをお勧めします。
この時、手持ち金に余裕があればそれを含めて返しましょう。
そうすれば借り入れ元金が減るので、
返済予定の利子分が無くなり総返済額も小さくなります。
これは金利が低い場合にのみできる事です。
金利が高い場合は借入金額を減らして
手持ち金を使う事をお勧めします。
家づくりはこのようなローンの考え方や
住宅ローン控除などの事を総合して考えるべきです。
そうしないと同じ価格の家が高くなる場合だってある。
手持ち金で払ったら帰ってくる税金も減るわけです。
もったいない事です。
金利の高い時代の人は
「できるだけ借りないほうが良いよ」
なんていうと思いますが、それは大昔の事です。
今や空前の低金利時代です。
よってたくさん借りてローン控除を受ける。
それが一番いいと思います。
詳細は建てる会社でお尋ねください。