スタッフブログ

  • 【Study】平屋にする理由と2階建てにする理由

    弊社では、家づくりの依頼を受けた時、

    敷地が広さ的にも法令的にも大丈夫であるならば、

    平屋にすることをまず基本として、

    間取りプランを考えるようにしています。

     

    そして、その実現が難しい場合に限って、

    2階に部屋を乗せていくようにしています。

     

    というのも、

    これから先の暮らしのことを考えると、

    平屋である方が、あなたにとって、

    圧倒的に多くのメリットがもたらされるからです。

     
    まず、当たり前のことですが、

    平屋は2階建てよりも、


    耐震面において優れています。

     

    平屋が2階建てよりも耐震で優れている理由

    その1:平屋は上からの荷重が少ないから

    一般的な2階建て住宅の場合、

    2階に寝室や子供部屋といった部屋が配置されるし、

    スペースが余りがちな2階に、

    納戸やクローゼットなどが作られることになります。

     

    つまり、2階は部屋が細かく仕切られることになるため、

    柱や壁の分量が必然的に多くなり、

    1階に比べて2階の方が重くなりがちである

    ということになります。

     

    また、暮らしの中心となるリビングダイニングを、

    明るく開放的にしたいという要望から、

    1階には大きな窓が設置されるのが一般的ですが、

    窓を多く作れば作るほど、

    その分耐震の壁が少なくなってしまうことになります。

     

    この結果、一般的な2階建て住宅は、

    必然的に耐震バランスが悪くなってしまうというわけです。

     

    その2:平屋は風の抵抗を受けにくいから

     

    家は、地震の時だけ揺れるのではなく、

    日常的に受ける風によっても揺れているのですが、

    もちろん、この風の抵抗も、

    平屋に比べると、2階建ての方が、

    より多く受けることになります。

     

    ましてや、先程ご説明させていただいたように、

    2階部分は柱や壁も多く、

    重くなりがちであることから、

    より一層、風の抵抗を受けることになります。

     

    そして、この継続的な揺れが、

    徐々に、耐震金物を緩めていくことになるため、

    当初計算していた耐震強度を、

    保てなくなっていってしまう・・というわけです。

     

    その3:平屋は車両の通行による振動の影響も受けにくいから

     

    また、日常的な風の抵抗を受けるのと同じように、

    車両の通行によっても家は揺れます。

    幹線道路に沿った土地で家を建てる場合などは、

    重量車両も通行するようになるため、なおのことですね。

     

    そして、この揺れによってもまた、

    耐震金物が緩んでしまうため、

    当初計算していた耐震強度を保てなくなっていってしまう・・

    というわけです。

     

    このような理由から、

    耐震面において、平屋は2階建てよりも優れている

    というわけなんですよね。

     

    まー、実際地震が起こった時も、

    平屋の方が、地震から受けるダメージそのものも、

    2階建てに比べて少ないのは間違いないので、

    その後の暮らしの安心度合いも違うでしょうし、

    地震によるダメージの補修も、

    2階建てに比べて少ないのではないでしょうか?

     

    そういった点からも、

    2階建てありきで家を考えるのではなく、

    「まず基本は平屋から」始めるようにしていただければと思います。

  • 【Study】家を大きくすることの落とし穴

    リビングは広ければ広いほどいいから出来るだけ広く・・

    収納もたくさんあればあるほどいいから出来るだけ多く・・

    もしもの時のために和室もつくっておきたいし、

    時には、ゆっくり1人でこもれる書斎も欲しい・・

    寝室も広いほど良さそうだし、子供部屋も人数分は必要だし・・

     

    当たり前のことですが、

    こういったご要望を全て叶えていこうとすると、

    家がどんどん大きくなっていきます。

     

    しかし、少し考えてみてください・・・

    あなたやあなたの兄弟や姉妹は、

    あなたのご実家で過ごしているのでしょうか?

     

    もし、過ごしていないとしたら、

    あなたやあなたの兄弟や姉妹が使っていた部屋は、

    一体現在どのような状態になっているでしょうか?

     

    そして、もしあなたのお子さんたちも、

    いずれ、あなたと同じように家を出て行き、

    建てた後の半分以上もの期間を、

    たった2人だけで過ごすだけとしたら、

    果たして、そんなの大きな家は必要なのでしょうか?


     

    もちろん、この問いに対する答えは、

    人それぞれであると思いますが、

    今回は、家が大きくなることによる

    金銭的な側面についてお伝えさせていただくので、

    この点も含めて、ご自身の家づくりにについて

    考えてみていただければと思います。

     

    家の価格の安い高いを判断する指標として、

    家の価格を床面積で除して計算する“坪単価”があります。

    そして、この坪単価の特徴は、

    家の面積が大きくなればなるほど安くなるというコトです。

     

    例えば、60万円のキッチンを購入するとして、

    もしあなたが建てる家の面積が20坪の家なら、

    キッチンにかかる坪単価が3万円なのに対し、

    30坪の家になるとしたら2万円となり、

    40坪の家になるとしたら1.5万円となります。

     

    当然のことですが、

    同じ価格の商品を買ったとしても、

    家の面積が大きくなればなるほど、

    面積に対する商品が閉めるコストの割合が、

    安くなるということですね。

     

    しかしながら、家面積が大きくなれば、

    坪単価が安くなり、

    一見割安に家が建てられるように気がしてしまいますが、

    家づくりでは、これが大きな落とし穴となります。

     


    坪単価が安い家とは、

    言い換えるならば、家の面積が大きな家というわけです。

    そして、家の面積が大きくなるということは、

    結局、家の見積り総額は高くなります。

     

    坪単価は65万円するけど、

    家の面積が30坪の家と、

    坪単価は55万円と10万円安いけど、

    家の面積が40坪と10坪大きい家では、

    65×30=1950万円に対し、

    55×40=2200万円となり、

    総額にして250万円も差があるということですね。

     

    また、家の面積が大きくなるということは、

    電気代も、その分高くなってしまうのですが、

    この電気代は、終わりがある住宅ローン違い、

    一生払い続けていくことになる生涯ローンなので、

    大きな差を生むことになりかねません。

     

    さらに、家が大きくなれば、

    固定資産税もそれに連動して高くなってしまうし、

    大きな家にするために、

    土地も広くせざるを得なくなってしまうかもしれません。

     

    その結果、土地代も高くなるし、

    土地が広くなれば、外構工事費用も高くなるし、

    土地にかかり続ける固定資産税までも高くなってしまいます。

     

    このように、無駄に家を大きくしようとしてしまうと、

    あらゆる面のコストの負担が大きくなってしまいます。

     

    家づくりで大切なことは、

    最初にかかるイニシャルコストのことだけじゃなく、

    電気代や固定資産税、

    それからメンテナンスコストや将来の増改築のことまで

    同時に考えてするべきであるということです。

     

    少子高齢化が進み、

    先行きが不透明なこれからの社会の中でも、

    ずっと豊かに暮らしていくことが出来るようにするためにも、

    今回の記事を参考にしながら、

    家づくりにかけるコストについて、

    建てる前に真剣に考えてみていただければと思います。

  • 【Study】泥棒が嫌がる家

    昔の家は玄関の鍵なんてかけなかった・・”

    近所にどんな人が住んでいるのかを、

    しっかり把握していた時代は、

    そんな状態が当たり前だったと、

    たびたび耳にすることがあります。

     
    しかしながら、時代の経過と共に、

    地域のコミュニティが希薄になってしまった現在では、

    とてもじゃないけど、

    こういうわけにはいかないのではないでしょうか?

     
    それゆえ、毎日を安心して過ごしていくようにするためにも、

    昔に比べて、防犯対策を自分自身で万全にしておくことが、

    家づくりでは欠かせない要素となります。


    ありがちな一軒家を思い浮かべてみてください・・


     その家は、1階の日当たりが良い場所に大きな窓がありますね。

    そこは、間違いなくリビングです。

    裏に回って目線の高さに窓があれば、そこはキッチンです。

    さらに、キッチンから近い場所にある小さな窓は、

    トイレや洗面そしてお風呂に通じているでしょう。

    丁寧に格子まで付けてくれていれば100%確定です。

     

    2階はベランダに面していくつか窓があり、

    そのうちのどれかが主寝室で、あとは子供部屋ですね。

    そして、部屋とは高さがそろわない窓があれば、

    そこが間違いなく階段というわけです。

     

    いくら、敷地がブロック塀やフェンスに囲まれているとはいえ、

    外から窓を見ただけで、

    こんなに簡単にある程度間取りが分かってしまう家は、

    果たして防犯性の高い家と呼べるでしょうか?

     

    少子高齢化の流れを受けて、

    今後、文化や価値観が違う外国人が

    もっともっと増えていくことが予想される中で、

    本当に安心して暮らしていくことが出来る家なのでしょうか?

     
    では、玄関ドアを施錠することは当たり前として、

    他に、一体どのような防犯対策が考えられるでしょうか?


    防犯カメラを設置する。

    警備会社と契約をする。

    窓には強化ガラスを使う。

    玄関ドアの鍵を何重にも設定する。

    敷地の塀を高くし有刺鉄線をつける。

     
    このように、いくつかのアイデアは出てくることでしょう。

    しかし、1つだけ意外と思い浮かばないアイデアがあります。


    それは、そもそも“家の形を見直す”ということです。

    弊社では、外観から大きな窓を一切なくした家を

    よくご提案させていただきます。

    こうすることで、外から家の中を想像することが難しくなり、

    防犯性能を高めることが出来ます。

     

    もちろん、その分窓がなくなるというわけではなく、

    別の形で窓をつくることによって、

    光や風の通り道はしっかりと確保しています。

     

    大きな窓を外壁から無くしてしまえば、

    敷地のブロックや植栽などによって、

    外からの視線を遮断する必要もなくなります。

     

    つまり、外壁がそのまま塀の役割までも

    同時に果たしてくれるため、

    庭に掛ける無駄なコストを

    大幅にカットしてくれるというわけですね。

     

    また、先程ご紹介させていただいた

    いくつかのアイデアのような

    余分なコストを掛けてまでして、

    家の防犯性を高める必要もなくなるため、

    その分もコストもカットすることが出来ます。

     

    もし、あなたが、

    外から見た時、窓がほとんどない

    外観がズバ抜けてカッコイイ家を、

    ただ単にデザイン性だけを重視した家だと、

    勘違いされていらっしゃるならば、

    一度弊社の住まいをご覧いただければと思います。

     

    防犯性も含めたその機能性の高さと合理的な考え方に、

    きっと驚かれるはずですから・・

  • 【Study】洗濯作業をストレスフリーでこなす方法

    洗濯作業は、同じフロアで全てが完結出来れば、

    ずいぶんと手間が楽になります。


    つまり、1階に洗面脱衣室があるならば、

    干場も片付ける収納も1階にある方が合理的ですし、

    2階に干場や収納をつくるとしたら、

    洗面脱衣室も2階にある方が合理的であるということですね。

     

    そして、それを実現するために、

    1階にあるキッチンや洗面脱衣室に勝手口を設置し、

    外構工事で隣の家との間にテラスをつくるという方法があります。

    2階のベランダまで洗濯物を干しに行くのに比べると、

    遥かに動線が短くなりますからね。

     

    ですが、この方法は、

    本当に洗濯作業の手間を楽にしてくれるのでしょうか?

     

    給湯器から距離が離れ過ぎると、

    お湯が出るまでの時間が余分にかかってしまうという理由から、

    今の家の間取りは、

    キッチンと洗面脱衣室を近くに配置するのが一般的です。

     

    それゆえ、キッチンに勝手口があろうと、

    あるいは、洗面脱衣室に勝手口があろうと、

    洗濯物を干すまでの距離は、

    2階のベランダに比べてずいぶんと近くになります。

     

    しかし、この場合、


    後になって後悔するであろう問題点が、

    いくつか出てきてしまいます。

     
    問題点その1:完全に外に出て作業しなければいけない・・・


    この動線の場合、

    洗濯物を干す作業は、完全に外に出て行うことになります。

    となると、夏は汗だくになりながら

    洗濯物を干さないといけなくなるし、

    冬は、ブルブル震えながら洗濯物を干さないといけなくなります。

     
    問題点その2:取り込むのに手間がかかる・・・


    また、乾いた洗濯物を家の中に取り込む際、

    勝手口を通じて、

    何度も外と中とを行き来しないといけないため、

    取り込むのに手間がかかるのも、

    この間取りの、見過ごすことが出来ない問題です。

     
    問題点その3:いつもキレイにしておかないといけない・・・


    そして、もう1つの問題が、

    勝手口を出て、

    お隣さんの家との間のスペースに干すわけですから、

    必ずと言っていいほど、

    誰かに見られたり、誰かに会うであろうことです。

     

    となると、さすがにノーメイクやパジャマ姿で

    外に出て行くわけにもいかないため、

    それも考慮した上で、

    日々家事をこなさないといけなくなってしまいます。

     
    洗濯作業を合理的に楽にこなせるようにするためには?

    洗濯作業の手間を減らすためには、

    まず、干す動線を短くする必要があるのですが、

    この際、注意しなければいけないポイントは、

    わざわざ外に出て干さないといけないような場所に

    干場をつくらないということです。

     

    1階でありながら、ベランダに干す時のように、

    部屋から手を伸ばしただけで干すことが出来るとしたら、

    干す作業がとっても楽になりますよね?

     

    この動線がつくれれば、

    同時に取り込むという作業もずいぶんと楽になります。

    なんせ、室内に居ながら、

    洗濯物を取り込むことが出来るわけですからね。

     

    また、もう1つ大切なポイントは、

    いかに周囲の人たちの目に触れないよう出来るか?

    ということです。

     

    洗濯物が周囲の人たちの目に触れることがなくなれば、

    生活感が一切出なくなり、

    常に、美しい外観を維持することが出来ます。

     

    また、家族構成も分からなくなるため、

    防犯面においても安心出来るようになります。

    なんせ、洗濯物を見たら、

    職業や家族構成が分かってしまいますからね・・・

     

    そして、一切人目を気にすることがないということは、

    ノーメイクやパジャマ姿のままで、

    洗濯作業をすることが出来るということなので、

    時間帯を気にしながら洗濯作業をする必要もなくなります。

     

    これらが全て実現出来れば、

    家事の手間を減らすことが出来るだけじゃなく、

    家の景観さえも美しくすることが出来ます。

     

    もし、あなたが、

    少しでも家事の手間をカット出来る家にしたい・・

    そして、見た目も美しい家にしたい・・

    そうお考えであれば、

    これらを全て実現した弊社の住まいを、

    ぜひ見に来ていただければと思います。

     

    いつでもご案内させていただきます!

  • 【Study】家事動線の考え方!

    家事と育児に加えて、

    仕事もされている奥さんであれば、

    少しでも家事の負担を和らげたい・・

    という気持ちをお持ちだと思います。

     

    そして、家づくりをする上では、

    この家事にかかる負担を少しでも和らげるために、

    間取りや仕上げに工夫を凝らしていくのもまた、

    住宅会社が担うべき大切な役割です。

     

    しかし、それを実現するためには、

    お施主様となるあなたに、

    理解しておいていただきたいコトがいくつかあります。

     
    多くの方が、間取りを考える上で、

    必ずと言っていいほど、

    ある1つの固定概念に縛られてしまっています。


    “部屋は日当たりが良い方に配置する”

    というセオリーです。

     

    周辺環境や形といった土地が持つ条件に関係なく、

    このセオリーに従って家づくりを進めてしまった場合、

    日当たりの良し悪しに関係なく、

    なにかしらの問題や悩みを抱えることになるし、

    家事動線という点においてもまた、

    余計に手間がかかる間取りをつくりあげてしまうんですよね・・・

     
    家事動線をよくするために、

    “キッチンと洗面脱衣室を近くに配置して欲しい”

    というご要望を多くの方がお持ちだと思います。

     

    しかし、そのもう一歩先を見つめてみると、

    洗面脱衣室から洗濯干場までの距離は、

    決して近いというわけじゃないお家がほとんどではないでしょうか?

     

    もし、2階にある寝室のベランダまで

    干しに行かないといけないとしたら、

    おそらく最長の家事動線となっているのではないでしょうか?

     

    この原因は、先程お伝えさせていただいた

    “部屋は日当たりが良い方に配置する”

    という固定概念に縛られてしまっていることあります。

     

    全ての部屋を日当たりが良い方向に配置しようとすると、

    水回りは必然的に日当たりが悪い方向に配置せざるを得なくなります。

    でも、洗濯物を干す場所は、日当たりが良い場所がいい・・

     

    となると、必然的に、

    洗濯物を干しに行く動線が長くなってしまうというわけですね。

    一番北から一番南まで移動しないといけないわけですからね。

     

    しかも、日当たりを考慮すると、

    2階の方がよく当たるので、

    さらに階段まで上って干しに行くようになる・・・

    毎日毎日・・・

     

    今はまだ若いからなんとも思わないかもしれません。

    しかし、20年後、30年後はどうでしょうか?

    足腰が弱ったり、悪くなってしまったとしたらどうでしょうか?

     

    また、ヒートショックを最も起こしやすい場所は、

    お風呂や洗面脱衣なんですが、

    なのに、必ずと言っていいほど、

    一番寒くなる北側にそれらを配置するというのも、

    考えてみるとおかしいことだとは思いませんか?

     

    想像してみてください・・

     

    あなたは一体何時に寝室に寝るために行きますか?

    一体何時に起きていますか?

    一日のうち、寝る時間以外、

    どれだけの時間を寝室で過ごしますか?

     

    想像してみてください・・

     

    あなたのお子さんは、

    一体どれくらい自分の部屋を使っていますか?

    もし、自分の部屋で寝ているとしたら、

    一体何時に寝に行って、何時に起きていますか?

     

    思春期が来て、もし部屋で勉強するようになった時、

    直射日光が一日中入る続ける部屋で、

    集中して勉強出来るでしょうか?

     

    ですよね?

    これらの部屋は、決して一日中、

    日が当たっている必要なんてないですよね?

    一日を通して明るくさえあってくれればそれでいいですよね?

     

    であれば、日中も洗濯物を干しておくことが出来る

    洗面脱衣室が日当たりがいい方が、

    ずっと合理的だと思いませんか?

    花粉症に苦しむ方であればなおのことですよね?

     

    この間取りの工夫が出来れば、

    洗濯物を干しに行く家事動線も、

    ずいぶんと短く実現するコトが出来ます。

    そして、家事の手間をずいぶんとカットすることが出来ます。

     

    洗濯作業は、同じフロアで全てが完結出来れば、

    すいぶんと手間が楽になります。

    とはいえ、その工夫を間違えてしまうと、

    それはそれで別の問題が発生してしまいます。

  • 【Study】室内の開放感を出すためには!?

    リビングダイニングキッチンの開放感を

    よりアップさせようと、

    “出来るだけ天井を高くしたい”

    というご要望をお聞きすることがあります。

     

    通常、2m40cmとなる天井高を、

    15cm〜25cm高くしたり、

    あるいは、それ以上に高くして、

    構造梁をむき出しにした状態で

    天井高を設定するといった感じですね。

     

    確かに、少なからず天井を高くすることで、

    幾分、開放感はアップすることでしょう。

     

    しかし、たとえ天井を高くしたとしても、

    ただそれだけで、期待以上の開放感が出るのか?

    というと、案外そうでもない・・・

    というのが現実ではないでしょうか?

     
    では、その理由について、

    お伝えしていきたいと思います。

    理由その1:天井とドアと窓の高さが合っていないから

    たとえ天井の高さを高くしたとしても、

    室内のドアや、外に出られる大きな窓の高さを、

    天井高と同じ高さにしないと、

    ドアや窓の上に出来る壁の面積が、

    ただただ広がるだけとなり、

    空間の広がりというか、抜け感というものが全く出ません。

    それゆえ、むやみに天井を上げるよりも、

    室内のドアや、外に出られる大きな窓を

    天井の高さと合わせてやる方が、

    よっぽど開放感が出るようになるので、

    弊社では、天井の高さは一切上げずに、

    ドアと窓のサイズを標準的に天井の高さと合わせるようにしています。


    こうすることで、余分な線や凹凸が一切なくなり、

    室内空間が、とってもスッキリ見えるようになります。

    また、天井付近まで光が拡散してくれるようにもなるため、

    空間全体がムラなく明るくなるという効果もあるんですよね。

     

    どちらの方が、

    明るくて開放的な空間なのか?は、

    ご説明するまでもなく、一目瞭然ですよね??

     
    カーテンが常に閉まっているから

     いつもカーテンを閉めておかないといけないとしたら、

    それだけで開放感が大きく損なわれることになります。

    というのも、外の景色は一切見えないし、

    せっかくの光も遮断してしまうわけですからね。

    そして、結局、

    朝から電気をつけ続けないといけなくなるという

    残念な結果になってしまうんですよね。

     

    それゆえ、前回のブログでもお伝えしましたが、

    いかにカーテンをしなくていいように出来るか?

    ということも、意識しながら間取りを考える必要があります。


    こちらの住まいのように、

    リビングダイニングキッチンの窓に、

    カーテンを一切設置しなくていいとしたら、

    たくさんの光が外から入ってきます。

    そして、その光がリビングダイニング全体に拡散して広がります。

     

    また、カーテンがないことによって、

    中から外の景色や、空を眺めることが出来るようになり、

    より空間に広がりを感じることが出来ます。

    結果、開放的な空間が出来上がるというわけですね。

     
    開放感を出すために、無駄なコストを掛ける必要なんてないっ!

     
    この2つのルールさえしっかり守れていれば、

    むやみやたらに、

    リビングダイニングキッチンの床面積を広げなくても、

    また、わざわざコストアップしてまで天井を高くしなくても、

    圧倒的な開放感を感じることが出来る

    リビングダイニングキッチンにすることが出来ます。

     

    リビングダイニングキッチンは広くしたい・・

    そうお考えになるかもしれませんが、

    床面積を2帖広くすれば、

    それだけで家の価格は50万円〜60万円高くなるものです。

    4帖広くすれば、100万円〜120万円も高くなるものです。

     

    家という買い物の恐ろしいところは、

    この価格が高く感じなくなってしまうというところです・・・

    ですが、こういった負担の積み重ねが、

    あなたの後々の暮らしを脅かしていくという事実から

    決して目を背けないでください。

     

    ということで、より明るくて、

    より開放的な住まいをつくるために、

    無駄なコストは一切かける必要がない!

    ということを、しっかり覚えておいていただければと思います。

     

    無駄なお金を掛けることなく、

    住みやすく素敵なお家を手に入れてくださいねっ♪

  • 【Study】明るく開放的な家にするための2つ目の工夫

    誰しもが、太陽の光がたっぷり入ってきそうな方角には、

    大きな窓をつくりたいと思うものです。


    そして、実際家を建てる時には、

    より家が明るくなるようにと、

    太陽の光が期待出来る方角に、

    少しでも大きな窓を、少しでも多くつくられることでしょう。


    しかし、残念ながら、

    外から見た時、大きな窓がたくさんあって

    明るそうだなーと感じるお家のほとんどは、

    家の中は、そのイメージとは裏腹に、

    薄暗く閉鎖的な空間であるのが現実です・・・

     
    では、なぜそのようになってしまうのか?

    そして、その悲しい現実を回避する方法について、

    今回はお伝えしていきますね。

     
    この秘訣を知っておくことは、

    明るくて開放的なリビングダイニングキッチンを実現するために、

    欠かせないことなので、

    ぜひ参考にしていただければと思います。

     

    南側が開けている土地に家を建てる場合、

    南側には大きな窓をつくります。

    しかし、そのような土地は、

    外から家の中が丸見えになってしまうという

    問題を抱えることになってしまいます。

     

    それゆえ、その問題を解決すべく、

    丸見えとなる窓の全てにカーテンをつけます。

     
    しかも、レースカーテンで、

    その丸見えを完全に防ぐことが出来るなら、

    それほど家の中は暗くなりにくいのですが、

    現実は、光を通すレースカーテンだけでは、

    依然、家の中が丸見え状態となってしまうため、

    ドレープカーテンまで閉めてしまうことになります。

     

    また、太陽の直射日光が暑過ぎたり、

    眩し過ぎたりするため、

    ドレープカーテンどころか、

    窓のシャッターまで下ろしてしまっている家すらあります。

     

    こうなると、家の中に、

    太陽の光がほぼほぼ入ってこなくなってしまいます。

     

    そして、家の中が薄暗くなってしまい、

    結局家の中を明るくするために、

    朝からずっと電気をつけてないといけない

    家になってしまうというわけです。

     

    明るく開放的な家にはならない!

     
    ということで、

    明るく開放的なリビングダイニングキッチンにするためには、

    ずっとカーテンを閉めっぱなしにしておくような窓は、

    絶対につくらないようにしなければいけません。

     

    つまり、外から丸見えにならないような

    間取りのつくり方や窓のつくり方をしないといけない

    というわけですね。

     

    このような工夫が出来れば、

    窓から外を見たり感じたりすることが出来、

    結果、中と外がつながっているように感じるため、

    圧倒的な広がりを感じることが出来ます。

     

    また、家の中から窓を通して、

    空を眺めることが出来るようにもなるので、

    家の中に居ながら贅沢な気分で過ごすことも出来るようになります。

     

    なにより、一日を通して、

    光が安定的に室内に入ってくるため、

    安定した明るさを保ち続けることが出来るようになります。

     

    家の中に光をもたらすことは、

    窓が担う大切な役割の1つです。

    そして、家づくりで大切なことの1つが、

    この窓にしっかりと役割を果たしてもらうことです。

     

    この結果、安定的に明るくて、

    開放感溢れる住まいが出来上がります。

     

    ということで、

    外から見たら明るくて開放感があるように見えるのに、

    いざ、中に入ってみると、

    薄暗くて閉鎖的な家にならないようにするためにも、

    この真実について理解しておいていただければと思います。

  • 【Study】奥様のパートは増やすべき?

    パートで働く奥さんの収入が103万円以下の場合、

    奥さんはご主人の扶養に入れるため、

    ご主人が38万円の配偶者控除を

    受けることが出来るようになります。

     
    あるいは、収入が103万円を超えても、

    141万円未満であった場合、

    配偶者特別控除が適用になり、

    配偶者控除と同様に、

    ご主人は38万円の所得控除を受けることが出来ます。

     

    その結果、例えば、ご主人の所得税の税率が5%の場合、

    年間で19,000円の所得税と、

    一律で税率10%となる住民税が年間で38,000円を合わせた

    計57,000円の税金を抑えることが出来るようになります。

     

    そして、すでにご存知であると思いますが、

    この制度が今年変更となりました。

    変更内容としては、

    所得控除の対象になる収入枠が、

    配偶者控除の場合、103万円が150万円に拡充となり、

    配偶者特別控除の場合、

    141万円が201.6万円まで拡充となったわけですが、

    あなたは、奥さんが、

    この範囲内でおさまるようセーブして働くのと、

    この範囲を超えてガッツリ働くのと、

    果たしてどちらの方がいいとお考えでしょうか??

    お金のコトは長い目で考えることが大切です。

    例えば、奥さんの収入が201.6万円を超えてしまった場合、

    奥さんはご主人の扶養から

    外れなくてはいけなくなってしまいます。

     
    そして、その結果、

    ご主人は、先程算出した所得税と住民税を合わせた

    57,000円の税負担が増えることになります。


    また、奥さんは、

    自分自身で、健康保険や年金といった

    社会保険料を負担しなくてはいけなくなってしまいます。


    つまり、短期的な視点で見ると、

    確実に負担は上がってしまうことになります。


    しかし、たとえご主人の税負担が上がり、

    奥さんの社会保険負担が上がったとしても、

    もし、奥さんが勤務先で厚生年金に加入出来るとしたら、

    比較的少ない負担で、

    奥さんも将来老齢厚生年金という

    老齢基礎年金に上乗せされた年金を

    受け取ることが出来るようになります。

     
    また、勤務先の健康保険に加入出来れば、

    勤務中に長患いしたとしても、

    健康保険からおよそ月給の3分の2が、

    傷病手当金として支給されることにもなります。


    つまり、多少の負担は増えますが、

    セーフティーネットが手厚くなるため、

    長期的視点で見ると、

    負担以上のメリットがあるというわけなんですよね。

     
    65歳以上を老後として捉えるとしたら、

    夫婦2人で必要となる最低生活費は、

    約22.5万円であると言われています。

     
    そして、この費用の中には、

    家賃や住宅ローンといった住居費や、

    趣味や旅行といったゆとり費は含まれいないため、

    豊かに暮らそうと思えば、

    もっともっと費用がかかると言われています。


    それに対し、支給される年金は、

    40年間まじめに勤め上げてきた人で毎月約15.5万円であり、

    扶養に入っていた奥さんで約6.5万円であると言われています。

    つまり、2人合わせても支給される年金は、

    実は、最低生活費にも満たないわけです。


    それゆえ、老後に向けて、

    若いうちからしっかり貯蓄していくためにも、

    そして、老後の年金収入をもっと増やすためにも、

    この控除枠を超えてでも、

    しっかりと働くようにしていただいた方が、

    いいというわけなんですよね。

     
    別の節税方法を知ることで負担を軽減する!


    そして、夫婦2人でガッツリ働きつつ、

    子供の教育資金や、自分たちの老後資金に

    しっかりお金を残していくためにも、

    知っておいていただきたいことが、

    いかに税金を安く抑えるかということです。

     
    そのためには、

    国が推奨している個人型確定拠出年金iDeCoや、

    医療費控除の中身について、

    しっかり理解しておくことが必要不可欠です。


    こららについて、ここでは詳しくは述べませんが、

    これらの制度について、

    知っているか知っていないかで、

    手元に残っていくお金が大きく違ってくるものです。


    例えば、iDeCoを知らず、

    それに掛けるべき費用を家づくりに回してしまったとしたら、

    知っていた人との老後資金は、

    夫婦合わせて1500万円〜2000万円ほど

    違ってきてしまうかもしれません。

     

    あるいは、夫婦2人でガッツリ働いて

    収入が高いとしたら、

    より多くの住宅ローンが組めるようになるため、

    家づくりの予算を不用意に上げられてしまい、

    2000万円どころか3000万円以上、

    手元に残るお金が違ってくる可能性だって充分考えられます。

     

    ですから、短期的な視点だけで捉えてしまい、

    間違った方向に進んで後から後悔しないようにするためにも、

    家づくりもお金のことも、

    長期的な視点をもって考えるようにしていただければと思います。

     

    自分自身とあなたのご家族を、

    一生守っていくためにも、

    しっかりと正しい知識を身につけてくださいね!

  • 【Study】家賃よりローン金額を上げるべき?

    例えば、リビングが何帖欲しいとか、

    子供部屋が何室欲しいとか、

    通り抜け出来る動線にして欲しいとか、

    収納を出来るだけたくさんつくって欲しい、

    というような要望を、

    誰しもがそれぞれにお持ちであると思います。

     

    そして、せっかく家を建てるんだから、

    その要望を全て叶えた家にしたい・・

    と願っていることと思います。

     

    しかし、家のプランというのは、

    ただ単に、そういった要望だけから出来上がるものではなく、

    環境(敷地条件)に大きく左右されるものですし、

    また、予算という要望にも大きく左右されるものです。

     

    そして、弊社では、

    要望の中でも“予算”を最も優先して考えるようにしています。


     

    それゆえ、弊社では、

    まずは、予算いう最優先要望を、

    キッチリと決める所から、

    家づくりをスタートしていただくようにしているわけですが、

    あなたはご自身の予算についてどのようにお考えでしょうか?


     
    家賃プラス2〜3万円という当たり前は、

    本当に受け入れていい常識なのか?

     

    8-9万円前後の家賃が多い神戸では、

    今の家賃に2〜3万円プラスした

    10〜12万円ぐらいの返済金額で家づくりをしている方が多いとか、

    それぐらいの返済金額で家づくりをするのが当たり前だと

    住宅会社から言われました、という話をよくお聞きします。

     

    多くのご家庭が共働きであることから、

    もちろん、その返済金額は全く無理がないでしょうし、

    ライフシュミレーションをしても、

    少々家にお金を掛け過ぎても問題ないように映るため、

    多くの方が、その言葉を鵜呑みにして、

    家づくりを進めてしまっています。

     

    しかしながら、家づくりをする上で、

    よく理解しておかないといけないコトは、

    30年以上ものものすごい長期間に渡って、

    多額の借金を背負うようになるということ、

    子供の成長に吊れて、どんどん出費が増えていくということ、

    税金も物価も今後どんどん上がっていくということ、

    そしてなにより、自分たちがいつまでも、

    今と同じ状況で居られる保障なんてないということです。

     

    もし、自分が病気になってしまえば、

    思うように働けなくなってしまうかもしれないし、

    もし、親が介護が必要になってしまったとしたら、

    思うように働けなくなってしまうか、

    あるいは施設にあずけるなら、

    その費用が必要になってしまうかもしれないということですね。

     

    また、少子高齢化が進むことにより、

    間違いなく、年金の受給金額は減ることになるでしょうし、

    受給年齢だって、今よりも遅くなる可能性だって考えられます。

     

    それゆえ、生涯お金に困ることなく、

    ずっと豊かに暮らし続けていただくためにも、

    もしもの時のことと老後のことまで考えた上で、

    家づくりの予算設定を行っているというわけです。

     
    家づくりでは負担を上げるべきではない!

     
    もし、あなたの家賃が8万円であるならば、

    あなたは8-9万円の範囲内で住宅ローンの返済額を設定すべきです。

    そして、その返済設定から逆算して出た予算内で、

    家づくりを行うようにすべきです。

     

    そして、かさ上げされようとしていた

    その3万円という費用を、

    先のことを見据えた大切なコトに使うようにすべきです。

     

    個人的にオススメさせていただいているのは、

    iDeCoという個人型確定拠出年金と、

    つみたてNISAという小額でコツコツと行っていく投資信託です。

     

    iDeCoは、年金なので、

    60歳を過ぎるまで掛けたお金を引出すことが出来ないのですが、

    掛けたお金が毎月所得控除になるというメリットと、

    掛金の運用を自分で選択することが出来るのですが、

    運用によって増えてお金に、

    通常約20%かかる税金が掛からないというメリットがあります。

     

    そして、つみたてNISAは、

    毎年40万円以内であれば、

    20年に渡って投資信託に積み立てたお金が増えたとしても、

    通常約20%かかる税金がかからないというメリットがあります。

     

    分かりやすく言うと、

    40万円×20年=800万円の範囲内なら、

    もしそのお金が1000万円に増え、

    1000ー800=200万円の運用益が出たとしても、

    通常、税金として取られる約40万円が

    一切取られないというわけですね。

     

    それゆえ、国も推奨している

    この2つの制度をご理解いただき、

    生命保険や定期預金などに偏り過ぎることなく、

    積極的に取り組んでいただき、

    手堅く運用していただきたいと思っています。

     

    もちろん、老後もずっと、

    確実に豊かに暮らし続けていただくためにです!

     

    例えば、あなたが30歳の共働きのご夫婦だとしたら、

    ご主人には、iDeCoに毎月1万円、

    つみたてNISAに毎月1万円加入していただき、

    奥さんにも、iDeCoに毎月5,000円、

    つみたてNISAに毎月5,000円加入していただいたとしましょう。

     

    となると、収入にもよりますが、

    ご主人は年間で12万円所得控除が増えることになり、

    もし所得税の税率が5%だとしたら、

    年間6,000円所得税を安くすることが出来ます。

     

    また、10%かかる住民税を、

    年間12,000円安くすることが出来ます。

    そして、住民税が安くなれば、

    保育料もそれに連動して安くなりますよね?

     

    奥さんも、年間で6万円の所得控除が増えるようになるので、

    同じように所得税率が5%だとたら、

    年間3,000円所得税が安くなり、

    年間6,000円住民税が安くなることになります。

     

    簡易的ではありますが、

    もしこれを30年間ずっと続けることが出来たとしたら、

    (6,000+12,000+3,000+6,000円)×30年=81万円も、

    節税をすることが出来るというわけなので、

    ぜひ、積極的にすべき制度だと思いませんか?

     

    運用益については、

    個人差があるので、ここでは言及しませんが、

    それでも、増えた分に対して税金がかからないわけなので、

    リスクを必要以上に恐れてネガティブに考えるのではなく、

    iDeCoにせよ、つみたてNISAにせよ、

    ぜひぜひ前向きに取り組んでいただけたらと思います。

     

    もし、あなたが、

    これから先ずっと豊かに暮らしていけるような

    予算で家づくりをしたいとお考えなら、

    一度弊社にお越しください。

     

    住宅ローンやこういった制度についてなどの

    話も交えさせていただきながら

    あなたにマッチした予算計画を立てつつ、

    その予算内で買える土地と、

    その予算内で建てられる最高にお洒落で住みやすい家を

    ご提案させていただきますから♪

  • 【Study】収納をたくさんつくらない!

    収納はたくさんあればあるほどいい”

    確かに、少ないよりは多い方がいいのかもしれません。

     
    しかし、収納を多くすればするほど、

    家の面積も大きくなってしまい、

    それに伴って家の価格も高くなることから、

    収納づくりもコストとのバランスを考えなければいけません。

     

    また、平面図だけを眺めた状態で収納を考えてしまうと、

    どうしても収納が少ないと感じてしまうため、

    床面積を増やしてしまいがちなのですが、

    床面積が増えてしまうと、

    家の価格が高くなってしまうだけじゃなく、

    家の中にモノがどんどん増えていってしまうことになります。

    単純に、モノを置くことが出来るスペースが増えるからです。

     

    それゆえ、家づくりそのもののコストを抑えるためにも、

    そして、これから先の無駄な出費を

    不用意に増やしてしまわないためにも、

    収納のつくり方についても、

    正しい知識を持っていただく必要があるんですよね。

     

    収納づくりで知っておくべき2つのコトについて、

    お伝えしていきたいと思います。

     
    ただ収納をつくればいいわけではない!

     

    まず、1つ目にご理解いただきたいことが、

    ただ単に、収納をつくればいい

    というわけではないということです。

     

    例えば、1階の収納不足を防ごうと、

    階段下を有効に使ったり、

    あるいは取れるスペースさえあるならば、

    1階に細かくたくさんの収納を作ろうとしますが、

    これって本当に使いやすい収納なのでしょうか?

    収納したものを管理しやすいのでしょうか?

     

    想像してみてください・・・

    生活の拠点となるリビングダイニングでよく使うものを。

    リビングダイニングに置いてしまいそうなものを。

     

    手紙、書類、薬、道具、生活用品など、

    細かいものがたくさんあるのではないでしょうか?

     

    もし、たくさん収納をつくってしまったとしたら、

    そういった細かいものを、あちこちに置いてしまい、

    どこになにを置いてしまったのかを忘れてしまったり・・・

    それが見つからないから、

    あるのにまた同じモノを買ってしまったり・・・

    そして、また細かいモノが増え、

    余計に収納の中がゴチャゴチャしてしまったり・・・

    収納に収まりきらないモノが、

    リビングダイニングに溢れることになり、

    それを置くための収納家具を、

    買わざるを得なくなってしまったり・・・

    という悪循環を招いてしまうのではないでしょうか?

     

    また、奥行きが深い収納ばかりをつくってしまったとしたら、

    奥に置いたものも分からなくなってしまうのではないでしょうか?

    モノを置くことが出来てしまう手前に、

    適当にモノをどんどん置いてしまうからです。

     

    そして、奥に置いてあるモノが

    取り出しにくくなるのはもちろんのこと、

    奥にあるモノをスッカリ忘れてしまうことで、

    無駄な出費と、収納の中のゴチャゴチャと、

    家の散らかりという悪循環を招くことになるんですよね。

     

    人は、複雑になればなるほど、

    記憶出来なくなってしまうし、

    管理出来なくなってしまうものです。

     

    それゆえ、断捨離という言葉があるように、

    出来るだけモノの分量を減らさなければいけないし、

    同時に、不用意に増やさないようにもしないといけません。

     

    そして、そのためには、

    ただ単に収納をたくさんつくるのではなく、

    必要な場所に、管理しやすい収納をつくること

    が非常に大切になってくるんですよね。

     

    続いて、知っておいていただきたいことが、

    通り抜け動線についてです。

     

    帰ってきたら、リビングを通らなくても、

    そのままパントリーに行ける動線だったり、

    家族用玄関と来客用玄関を分けたりする動線ですね。

     

    収納は、床面積で考えるのではなく、

    壁面積で考えるようにしなければいけません。

     

    2m40cmという天井までの高さを

    どれだけ有効に使うことが出来るのか?

    が大切であるということです。

     

    床面積だけで収納を考えてしまうと、

    とてもじゃないけど、

    収納が足りないような気しか、しなくなります。

     

    そして、その結果、

    どんどん床面積を広げることになり、

    どんどん家の価格が高くなっていってしまいます。

     

    一方で、壁面積で収納を考えることが出来れば、

    つまり立体的に収納を想像することが出来れば、

    収納の中に壁がしっかり確保出来たら、

    わずかな床面積でも、相当な収納力があることを

    ご理解いただけると思います。

     

    ということで、

    無駄に家の価格を押し上げてしまわないためにも、

    また、その割に使いにくく、

    片付けにくい家になってしまわないためにも、

    この2つの収納のつくり方の基礎知識を

    しっかり覚えておいていただければと思います。

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