【Study】デザイン
家の設計を始める時に、いったい何を考えているのか??
予算や構造などの事も考えますが、最初の大きな一歩は、
「写真のアングルはどこか??」
なんです。
写真をどうとるのか??です。
ふざけている訳ではない。
道路から人がその家をどう見るのかを現場で確認しながら
外観は組み立てて行く。
逆に言うと写真に写らない(見えない)
ところにはコストはまわさないと言う事です。
全くの空き地でどこからでも見える場所とかだったら悩みますが、
その場合、将来そこがどう変わるかを予測します。
住宅が建ち並んだらどうなるのか??
そこまで予測します。
撮影ポイントが決まるとどこを飾ればいいかが分かります。
建物外観はそこで大体決まる。
そっからは外構です。
植栽越しに見える外壁はどうするかとか考えます。
細かな部分は外構設計者にお任せしますがアウトラインは作る。
配置を考える時に駐車場とかの位置も考えます。
建物にとってカーポートは邪魔にしかなりません。
そこをどう工夫するかもポイントになります。
細かな部分の納まりまでは考えませんが、
空間の様子はそこで決める。
最近は平屋が多いので、屋根をどうするかが悩みの種です。
平屋はどうしても「和」の雰囲気になる。
洋風にする場合はどうするか??そこが問題です。
さて、最終的にはCAD入力してパソコン上で空間の確認と、
カメラ撮影位置からの外観パースを作りこみます。
さて、色々な事が決まり着工して外構まで決定したら最終は写真撮影です。
最初のイメージ通りに言った場合はすごくうれしいです。
これはお客様も同じ事だと思います。
住宅雑誌などを見ていると、
「なんで隣の敷地から写真を撮ってるのかな??」
みたいな家が有ります。
隣の人しか見ない位置がその家の撮影ポイントだったようです。
が、それは変でしょうって感じですね。
ちゃんと道路から見る。
多くの人はそこからしか見ません。
そこをどうデザインするかを考えて建てる。
最後にそこで撮影する。
これで任務終了です。
カメラを始めて特にそう考えるようになりました。
実は時間帯とかも考えて、撮影はします。夜に撮ったりとかです。
夜はすごく綺麗に見えますからね!!