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【Study】家の予算が上がる悪しき考え方

  • 【Study】家の予算が上がる悪しき考え方

前回の記事をご覧いただければ、

実は、考え方や視点を変えるだけで、

2階建てよりも平屋の方が、

安く建てることが出来るということに、

お気付きいただけたのではないか

と思います。

 

とはいえ、その理屈は、

2階建てよりも平屋の方が

面積が小さくなるからであり、

そうなれば「坪単価」は、

平屋の方が高くなってしまうので、

坪単価に重点を置いている方からすると、

安いとは言えないかもしれません。

 

しかし、家を小さくすることは、

坪単価は上がってしまうものの、

建築コストはもちろん、

それ以外の様々なコストも安くなる

というメリットがあるので、

家づくりの総予算をカットするためには、

坪単価という指標に囚われないことを

オススメさせていただいています。

 

無駄がない小さな平屋を建てると、

まず光熱費が安くなります。

面積が小さくなった分、

体積も小さくなるからです。

 

そして、同時に、

家の中に温度差が出来にくくなります。

廊下がなければ、

空気の流れを分断する場所がなくなるし、

部屋が小さくなった分、

リビングダイニングのエアコンの余熱が

各部屋まで行き渡りやすいからです。

また、水回りスペースへも、

余熱が行き渡りやすくなるからです。

 

そして、家の固定資産税も

幾分安くなるのですが、

この固定資産税と光熱費は、

生涯ずっと払い続けていかないといけない

コストなので、長い目で見ると、

その差は歴然としたものに

なるかもしれません。

 

さらに、家を小さくすれば、

その分、土地の面積も

それに合わせて小さくすることが出来ます。

 

そして、それに伴って、

土地の固定資産税も安くなるし、

敷地をいっぱいに使う平屋を建てるとなれば、

外構工事費用も安くすることが出来ます。

 

 

  • 【Study】家の予算が上がる悪しき考え方

ここまででも、

なかなかなメリットだと思いますが、

まださらなるメリットがこの家にはあります。

 

まず、メンテナンスコストです。

家を長持ちさせるために欠かすことが出来ない

外壁の塗り替えコストですね。

 

平屋はそもそも外壁面積が小さい上、

家が小さくなる分さらに面積が小さくなるし、

平屋の場合、割高な足場費用も

いらないですからね。

 

そして、家が老朽化した時の、

増改築コストも

床面積が小さい分安く済みます。

とはいえ、これに関しては、

水回りなどは、

どんな家でも同じだけ必要なので、

そこまで安いわけじゃないですけどね。

 

最後に、もしこの家を

解体しなければいけなくなった場合も、

家が小さい分、

安く解体出来ることになります。

これに関しても、

そこまで大きく違うわけではないですが、

家を小さくすれば、

以上のコスト全てを

安くすることが出来るんですよね。

 

逆に坪単価にこだわって家を建てると、

必然的に家は大きくなってしまうので、

家のコストが高くなってしまうのは

もちろんのこと、

光熱費も家の固定資産税も高くなります。

 

また、土地も広く必要になり、

土地の固定資産税や

外構工事費用も高くなります。

 

そして、家が大きくなった分、

外壁の塗り替えコストも高くなるし、

増改築コストや解体コストも

高くなってしまいます。

 

家のイニシャルコストが高くなった分、

借入額が増えて、

支払利息まで高くなってしまいますしね。

 

いかがですか?

坪単価は施主にとって

都合がいい指標ではなく、

全ての業者にとって

都合がいい指標であることが

お分かりいただけたのではないでしょうか?

 

ということで、

安くていい家を建てるためにも、

坪単価に固執しないように

気をつけていただければと思います。

 

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