【Study】住宅ローン選びでミスをする一番の理由
35年後まで仕事が決まっているわけじゃないのに、
35年後まで支払いが確定してしまうのが家づくりである、
ということをしっかりとご理解いただいた上で、
家づくりの予算設定や住宅ローン選びは行うべきです。
35年もの長い間においては、
何が起こるか完全には予測出来ないわけですからね。
しかし、多くの方が、
自分自身の予算について甘く見積もってしまったり、
住宅ローンについてよく知らないまま、
家づくりを進めてしまいます。
確かに、お金の話は、
家や土地の話のように
誰かに容易に聞きけるものではないかもしれないですし、
聞きにくいことかもしれません。
また、お金の話は、
家や土地に比べて興味を持ちにくいことかもしれないですし、
難しそうなイメージがあり、
出来れば避けて通りたいことなのかもしれません。
しかし、予算計画を甘く見積もってしまったり、
また、住宅ローンを安易に選んでしまうと、
これからの生活に悪影響を及ぼしかねないので、
最低限の知識を付けていただくことをオススメしています。
住宅ローン選びで一番大切なコト
当たり前のことですが、住宅ローンを選ぶ時、
一番ポイントとなることが『金利の安さ』です。
住宅ローンは、
“複利”という期間が長くなればなるほど
利息が雪だるま式に膨らんでいってしまう
という特徴をもっているため、
出来るだけ低い金利を選択することが基本中の基本ですからね。
しかし、多くの方が、
その基本をまるで度外視したかのように
住宅ローン選びをしてしまっています。
例えば、Aという銀行では、
最初の10年間の金利が0.5%で、
11年目以降の金利が0.85%だと仮定します。
そして、Bという銀行では、
最初から最後までずっと金利が1.0%だと仮定します。
この場合、金利以外の条件が同じだとしたら、
あなたなら一体どちらの銀行を選ばれるでしょうか?
もちろん、間違いなく全員がAを選ばれると思いますが、
現実は、多くの方がBを選ばれているんですよね・・・
では、その理由が一体なんでしょうか?
その理由はごく簡単で、
そのような住宅ローンがあることを知らないだけ、です。
知っていれば、
わざわざ損することが決まっている商品を買う人なんて
絶対に居ないでしょうからね(笑)
もちろん、たとえ知っていても、
別の理由があって、
その銀行で住宅ローンを借りることが難しいこともあります。
しかし、多くの方が、
知識不足であるがゆえに、
わざわざ無駄に多くの利息を
支払わざるを得なくなってしまっている・・
というのが、残酷ではあるものの現実です。
ということで、
これから家づくりをするあなたは、
知らないことで大切なお金を、
何百万円も無駄にしないためにも、
住宅ローン選びにも細心の注意を払っていただければと思います。
とはいえ、ただ単に金利だけを見て、
住宅ローン選びをしてしまうと、
それはそれで後々大変なことになってしまいかねないので、
次回は、住宅ローンについて
もう少し詳しくお伝えしていきたいと思います。