【Study】広ければ良いという間違った認識
広ければ良いという間違った認識
あなたが希望するエリアで、
少しでも価格を抑えながら土地を手に入れるためには、
まずは、土地に関する間違った常識を一旦リセットし、
合理的な正しい知識を身に付けないといけません。
例えば、土地の広さは、
あなたが建てる家にとって
ちょうどいい広さがあれば充分なのですが、
多くの方が無駄に広く土地を買ってしまったり、
あるいは、買おうとしてしまいます。
そして、その結果、
土地に余分なお金を使ってしまうことになります。
また、余ったスペースの工事代金も
余分にかかってしまうことになります。
あなたは、あなた自身にとってちょうどいい家の広さや、
その家にとってちょうどいい土地の広さをご存知でしょうか?
あるいは、正確には分からなくとも、
予算面なども考慮した上で、
ある程度は想像がつくでしょうか?
もし、あなたが建てたいと思っている家が平屋だとして、
あなたが家にかけられる予算が1700万円以内だとしたら、
一体どれくらいの土地が必要だと思いますか?
多くの方が平屋を建てるとなると、
かなり広い土地が必要だと思い込んでしまっています。
そもそもの思い込みに加えて、
プロである不動産屋や建築会社からも、
平屋となると広い土地が必要だと言われるからです。
そして、その結果、
80坪以上もある土地を購入してしまったり、
あるいは、100坪を超えて購入してしまいます。
ですが、この場合、
実は、土地の広さは55坪あれば、
いや50坪もあれば充分だったりします。
あるいは、車の台数や車種によっては、
40坪台でも実現可能なのですが、
もし80坪もの広さの土地を購入してしまった場合、
30坪以上、余分な余白が出来てしまう
ということになりますよね?
となると、
仮に土地の坪単価が30万円だとしたら、
900万円以上もの無駄な出費がかかることになります。
また、その余ったスペースの外構工事代も、
余分にかかることになります。
(全部コンクリートにするとなれば、
100万円近くの費用がかかります)
さらには、土地を購入すれば、
固定資産税(地域によっては都市計画税も)が
かかるようになるのですが、
広く購入すればするほど、
余分に納税し続けないといけなくなってしまいます。
庭の手入れだって
広くなればなるほど大変になるわけですしね・・・
確かに、家と同様に、
少しでも広い土地にしたいという願望を
誰しもがお持ちのことでしょう。
そして、そのゆったりとした庭で、
子どもたちを遊ばせたり・・
自転車の練習をさせたり・・
バーベキューをしたり・・
といった憧れをお持ちのことでしょう。
しかし、無駄に広く土地を買ってしまうことで、
これからの生活が苦しくなってしまうとしたら?
あるいは、子どもたちの教育資金を
捻出するのが苦しくなってしまうとしたら?
あるいは、貯蓄に回すゆとりがなく、
老後安心して暮らすだけ資金が準備出来ず、
体調の良し悪しに関係なく、
問答無用で生涯ずっと働き続けないといけないとしたら?
それは、ものすごく本末転倒な話だと思いませんか?
あなたやあなたの家族の幸せのために、
家を建てたにもかかわらず、
その購入方法を誤ってしまったがために、
そのしわ寄せに苦しんで生きていくことになるという・・・
ということで、
そんな本末転倒な話にならないようにするためにも、
少しでも土地の価格が抑えられるよう、
無駄に広い土地を買ったりしないよう
意識して土地探し・土地選びをしていただければと思います。