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【Study】室内の開放感を出すためには!?

リビングダイニングキッチンの開放感を

よりアップさせようと、

“出来るだけ天井を高くしたい”

というご要望をお聞きすることがあります。

 

通常、2m40cmとなる天井高を、

15cm〜25cm高くしたり、

あるいは、それ以上に高くして、

構造梁をむき出しにした状態で

天井高を設定するといった感じですね。

 

確かに、少なからず天井を高くすることで、

幾分、開放感はアップすることでしょう。

 

しかし、たとえ天井を高くしたとしても、

ただそれだけで、期待以上の開放感が出るのか?

というと、案外そうでもない・・・

というのが現実ではないでしょうか?

 
では、その理由について、

お伝えしていきたいと思います。

理由その1:天井とドアと窓の高さが合っていないから

たとえ天井の高さを高くしたとしても、

室内のドアや、外に出られる大きな窓の高さを、

天井高と同じ高さにしないと、

ドアや窓の上に出来る壁の面積が、

ただただ広がるだけとなり、

空間の広がりというか、抜け感というものが全く出ません。

それゆえ、むやみに天井を上げるよりも、

室内のドアや、外に出られる大きな窓を

天井の高さと合わせてやる方が、

よっぽど開放感が出るようになるので、

弊社では、天井の高さは一切上げずに、

ドアと窓のサイズを標準的に天井の高さと合わせるようにしています。


こうすることで、余分な線や凹凸が一切なくなり、

室内空間が、とってもスッキリ見えるようになります。

また、天井付近まで光が拡散してくれるようにもなるため、

空間全体がムラなく明るくなるという効果もあるんですよね。

 

どちらの方が、

明るくて開放的な空間なのか?は、

ご説明するまでもなく、一目瞭然ですよね??

 
カーテンが常に閉まっているから

 いつもカーテンを閉めておかないといけないとしたら、

それだけで開放感が大きく損なわれることになります。

というのも、外の景色は一切見えないし、

せっかくの光も遮断してしまうわけですからね。

そして、結局、

朝から電気をつけ続けないといけなくなるという

残念な結果になってしまうんですよね。

 

それゆえ、前回のブログでもお伝えしましたが、

いかにカーテンをしなくていいように出来るか?

ということも、意識しながら間取りを考える必要があります。


こちらの住まいのように、

リビングダイニングキッチンの窓に、

カーテンを一切設置しなくていいとしたら、

たくさんの光が外から入ってきます。

そして、その光がリビングダイニング全体に拡散して広がります。

 

また、カーテンがないことによって、

中から外の景色や、空を眺めることが出来るようになり、

より空間に広がりを感じることが出来ます。

結果、開放的な空間が出来上がるというわけですね。

 
開放感を出すために、無駄なコストを掛ける必要なんてないっ!

 
この2つのルールさえしっかり守れていれば、

むやみやたらに、

リビングダイニングキッチンの床面積を広げなくても、

また、わざわざコストアップしてまで天井を高くしなくても、

圧倒的な開放感を感じることが出来る

リビングダイニングキッチンにすることが出来ます。

 

リビングダイニングキッチンは広くしたい・・

そうお考えになるかもしれませんが、

床面積を2帖広くすれば、

それだけで家の価格は50万円〜60万円高くなるものです。

4帖広くすれば、100万円〜120万円も高くなるものです。

 

家という買い物の恐ろしいところは、

この価格が高く感じなくなってしまうというところです・・・

ですが、こういった負担の積み重ねが、

あなたの後々の暮らしを脅かしていくという事実から

決して目を背けないでください。

 

ということで、より明るくて、

より開放的な住まいをつくるために、

無駄なコストは一切かける必要がない!

ということを、しっかり覚えておいていただければと思います。

 

無駄なお金を掛けることなく、

住みやすく素敵なお家を手に入れてくださいねっ♪

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