スタッフブログ

【Study】構造は大丈夫?

  • 【Study】構造は大丈夫?

専門なので家の構造的におかしな建物とかすぐに分かります。

大きな窓の家や形が複雑怪奇な建物は地震に弱いです。

それ以外でも地震に弱い家で見ただけで分かる家は

沢山ありますから要注意です!!

「耐震等級は2ですから大丈夫です」

っていう会社もありますが、数字上の事であり、

実際の地震時にその耐震性が発揮できるかどうかでしょう。

最近見た家で「恐るべし!!」と感じたのは、

2階の外壁ラインが1階のリビングの真ん中にあり、

その外の2階の外壁の下に壁が無い家です。

2階の外壁は当然ですが「耐力壁」といって

地震の時の力に耐える壁なんですが、その下に壁が無い。

つまり、2階の耐力壁が受けた力を

1階に伝える事ができないと言う事です。

熊本地震で倒壊した家の構造と同じです。

力は柱で下に伝わって行きます。

梁で受け止めるとその梁は折れる可能性が大きい。

構造計算がしてありそのつもりで組んであれば良いでしょう。

でも、計算されていなかったら折れます。

危険な家といえます。

構造的な素人みたいな人の設計でしょうね。

地震が来ないことを祈るしかありません。

L型の家なども危険です。

家の中にその家の重心が無い場合は危険でしょう。

L型の入隅部分で家は折れる可能性が高い。

段ボールなどをL型に切り取り手で広げると簡単に裂く事が出来ます。

ここには大きな力が集中するから危険だといえますから自分は設計はしない。

R+houseの家は構造計算を行い「偏心率」の計算まで行います。

簡単に言うと家の重心と剛心の離れを計算する。

これで分かるのは重心と剛心が一致しているのが

一番強いと言う事です。

数字だけの耐震等級3でも重心と剛心が大きく離れていると

剛心から遠い方が壊れる可能性が高い。

阪神淡路の時の倒壊は、北側に剛心が寄っていたためです。

つまり南側が窓だらけであったと言う事ですね。

過去のデーターで設計をしないと危険かもしれません。

ブログ一覧に戻る

お気軽にお電話・メールにてご相談下さい。
勉強会・相談会へのご参加も、スタッフ一同心よりお待ちしております。

TEL:0120-12-2439

イベント案内無料個別相談会

無料個別相談会

E-BOOKダウンロード

totop