【Study】建築の常識、実は?
建築的な間違った常識。ちゃんと知っていた方が良いですよ!!
「基礎の鉄筋が錆びていたらダメ!!」
これはよくある話です。
現場に搬入された鉄筋に錆が来ていたので、
入れ替えるようにお願いしたって例です。
大慌てで入れ替える現場監督は良い監督。ではない。
知識のない現場監督です。
鉄筋の錆はあまり強度には関係がありません。
何せコンクリートがアルカリ性なので、
鉄筋の錆はそれ以上の進行はありません。
どちらかというと少し錆びていた方がコンクリートの
付着が良くなるので強度が増すって考えます。
よって問題はない。
変な常識が独り歩きしているんですね。
「鉄筋の間隔が1センチ広かったので強度が落ちるのではないか??」
なんて考えるのも素人ならではの事です。
っていうかプロの検査員もそのあたりが厳しい人が居ます。
が、少しだけ違っています。
構造計算をやったことのある人は分かるでしょうが、
鉄筋はその強度に必要な断面積で答えが出てきます。
よってその断面積を規格品の鉄筋の断面積で割ると必要な本数が出る。
それを割り付けているだけの話です。
よって答えは@300とかの表示になる。
@は「アベレージ」って事ですから「平均」って事です。
30センチぐらいの間隔って事です。
あまり正確な数字は求められていません。
よく「ピッチ」という言葉になり表現されていますが
図面上では@300です。P300ではない。
だからあまり細かな事は心配しなくていいって事ですね!!
「外壁は厚さで何が変わるのかが分かりません」
って、全然違います。
一般的には14ミリという商品が使われています。
これがスタンダードなんですが、
困ったことに釘での施工になる。
これは地震により外壁が割れる事になる。
14ミリは塗装面が弱く7年から10年で塗装をすることが必要になります。
そうしないと本体に水を吸い込み、
冬は凍結してどんどん破壊されてしまいます。
16ミリも同じような商品もありますが、
高級品になると塗装面は30年間は維持できる商品も存在しています。
だから初期投資は高くても、30年後は安くなるという事です。
どっちがいいかはお客様次第なんですが、
建てる会社の家に対する考え方でも大きく変わります。
「どっちにしますか??」
って聞く会社はあまりよろしくありません。
だって家に対するポリシーがないって事でしょうからね!!