【Study】自己資金って?
空前の低金利時代の今、自己資金は必要なのか??
住宅ローンの借入金利が1.0%を割り込んでいる
状況になっている今、借りた方が有利であることは明白です。
こんな低金利は今までになかったことですからね!!
自分がこの業界に入ったころは5.0%以上が普通の金利でしたから。
しかも住宅金融公庫という国が運営していた頃。
銀行の住宅ローンは10%近くだったと思います。
銀行の住宅ローンなど誰も借りない時代でした。
その頃の住宅金融公庫は融資限度額が決まっていて、
借りれる金額が面積や設備で決まっていました。
その枠の大きな分岐点が125㎡という面積です。
これを超えると借り入れ限度額も上がるけど融資金利も
上がるシステムだったような??
それで多くの家は125㎡以下で設計していました。
それで、借り入れできない分は自己資金だったわけです。
ですから家づくりには自己資金は必ず必要でした。
それが無いと金利の高い銀行の住宅ローンか、
年金の融資を受けるしかなかった。
これが異常に面倒くさかったという記憶があります。
さて、家土地で3,500万円で融資限度額が2,500万円
だとしたら自己資金が1,000万円は準備しないといけません。
今はそれを借りる事が出来る!!
「いやいや、そんなに借りたくないから自己資金を1,000万円貯める」
なんてなり10年で1,000万円を貯めたとしましょう。
家賃が5万円の貸家だったら年間に60万円で10年で600万円支払っています。
今すぐに3,500万円借りた方が得策です。
10年先の600万円は支払わずに済むからですね!!
また、現在の住宅ローン控除も最大で5,000万円の1.0%が返ってきます。
3,500万円の借り入れだと最初の年は35万円に近い数字で還付される。
それが10年間続く。
今の時代は借りた方が良いって事です。
自己資金は住宅ローン控除が終わった後に、
ローンの元金を減らすことに使った方が有利です。
そういった意味で今建てている人はこのシステムが
よく分かった人だと言えます。
ローン控除も平成31年6月まで終わります。
継続されても枠は縮小されると思います。
早目に対応する事が良いと思います。