【Study】美しいがゆえのシナジー効果
前回、美しい外観は、
環境に配慮しながら
合理的に間取りをつくることによって
必然的に得られるという
お話をさせていただいたのですが、
家の正面は人目に晒され、
また自分たちも
必ず毎日見る方向であることから
とりわけそのデザインに
配慮すべき場所ではないでしょうか。
そのため、弊社では
どの方位が家の正面になろうとも
家の顔となる正面が美しく、
かつその美しさが
なるだけ持続するように
外観を考えているわけですが、
では具体的に、
そのためにはどのようにし
それにどのような効果を
期待しているのかについて
今回はお伝えしていきたいと思います。
美しい正面をつくるためには
そもそも景観を損なう恐れがあるものを
正面につくらないことが大前提となるのは
もはや言うまでもないと思います。
・不均一な窓(勝手口含む)
・換気扇の外部フード
・エアコンの室外機と配管カバー
・給湯器
・樋(とい)
などが景観を損なう恐れとなるものですね。
そのため、正面に窓をつくらずとも
風が通るような住まいにすること、
水回りを家の正面に配置しないこと、
エアコンの位置まで考えながら
間取りを考えること、
給湯器の位置も踏まえた上で
水回りの位置を考えること、
太陽光発電を設置することや
樋の落ち口まで考えながら
屋根の形状を考えること、
これら全てを動線や要望と並行して
考えていく必要があるんですよね。
家の見た目が美しくなれば、
間違いなくその家で住むことが
よりいっそう楽しくなると思います。
遊びに来た友達からは
褒められるどころか
きっと羨ましがられるでしょうし、
見ず知らずの人にまで
褒められるでしょうしね。
建てられている家の多くが
デザイン的な観点が抜け落ちているので、
個人的には
これが最大の利点だと思っています。
続いての利点が、
外構工事のコストを
大幅に削減出来ることです。
理由は、外部に窓が少ないことで
防犯やプライバシーの担保のために
塀、目隠し、植栽などに
コストをかける必要がないからが1つ。
とりわけ塀に至っては、
家の外壁そのものが
塀のような存在となるので、
立地条件によったら
そもそも塀を立てる必要すら
ない場合もありますからね。
そしてもう1つは、
家のデザインが美しければ、
外構工事によって
家を美しく見せようとする
必要がなくなるからです。
つまり、家そのものが美しくなれば、
そもそも装飾のための工事を
する必要がないということですね。
最後の利点は、
メンテナンスコストが抑えやすい
ということでしょうか。
外壁が汚れる原因となる部材を
家の正面から全て排除しているため、
美しい状態がより持続しやすくなるからです。
もちろん、これは立地条件や
使用する外壁材によっても違ってくるので、
一概にそうとは言えないのですが、
とはいえ、正面から汚れの原因となる
部材の一切を取り除いておけば、
正面が汚れにくくなるのは
理屈的には正しいのではないでしょうか。
そんなわけで、
弊社では「正面を美しくつくる」ことを
推奨させていただいているので、
これから家を建てようとお考えの方は、
こういった目線も持っていただきつつ、
ぜひ弊社の施工実例を
ご覧いただけたらと思います。